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これは、1997年9月13日に起きた実際の出来事です。
61ポンドと言うサーモンは、過去にバンクーバー近海では釣れた事がなく、その後も60ポンド以上が釣れたと言う報告もありません。以下はその時模様をお伝え致します。
9月に入り前半は、待望のピンクサーモン、サーカイサーモンがたくさ ん釣れましたが、今年は、天候のせいか、はたまたエルニーニョのせいか、期待していたほどの釣果があがりませんでした。例年より、2週間も遅れてフレーザー川河口に集まったサーモンは、海で私たちに釣られることもなくさっさと川にのぼってしまい川にはサーモンがくさるほどいるものの、海では、入れ食い状態が続くという事はあまりなく、バンクーバーのフィッシングガイドを失望させた8月でした。しかし、9月も10日程よりまた、大物キングが釣れだし、ここのところ釣りに行く楽しみが増えました。9月13日には、事もあろうか、バンクーバー近海では今までのレコードを大きく破る61ポンドのキングが釣れました。以下にそのときの状況を書きます。
9月13日天候 曇り風やや強し
釣り人
藤田正昭氏(神戸市)
大倉リョウイチ氏(兵庫)
ガイド
井上正彦
M&Mチャーター
カナダ在住22年
(左から)アシスタント・花田君/藤田氏/大倉氏/ガイド・井上
サーモンの大きさ61ポンド、123cm |
午後2時、ノースバンクーバーのモスキートマリーナ出港、釣り場までは約15分の距離、ポイントはポイントアトキンスという燈台近く。 午後2時半よりトローリング開始、午前はあちこちで大きめのキングがあがっているので、チャンスは大きい。波は約1-2フィート。 サーモン釣りは初めてという藤田氏とサーモン釣りに関しては、アラスカに何度も釣行して30ポンドオーバーを釣り上げたこともあるベテラン釣り師、大倉氏との対決。 トローリング開始後他のチャーターボートより、キングが立て続けにヒットしたとの情報が入りそちらのポイントにゆっくりとボートでトローリングをしながら向かうが、気はあせり気味、竿は4本それぞれ違う深さにセット。 そろそろポイントに入るかと思うかいなや、藤田氏の竿にあきらかに大物とわかるヒット。ガイドの私からは、アドバイスとも、罵声とも判らないような怒鳴り声。藤田氏は何事が起こったのか判らないながらも、私のアドバイスに従い、やり取りをすること20分、ボートで追いかけ回す私の頭に嫌な予感。ひょっとしたらアザラシかも?しかしロッドに伝わっている感触はたしかにサーモンの感じ。途中、他のボートにラインをまたがれそうになったり、漁師の船に近づき過ぎたり、苦戦の連続。漸くボートに近づきサーモンであることが確認できその大きさに気づき、大倉氏に、ひょっとすると大倉氏の記録は、今日で藤田氏に破られてしまうかも知れませんねなどと冗談混じり。 サーいよいよネットの瞬間。あまりの大きさにガイド歴10年の私もビビリました。40分の格闘の末、漸くあがったサーモンを見てまたびっくり。今まで剥製でしかみたことのないような大きさのサーモン。早速計量所に持ち込み、なんと61ポンドという数字にまたまたびっくり。 その後数日バンクーバーの釣り師のなかではこの話題で持ちきりです。今までのレコードを破っただけではなく、今後もしばらくはこのレコードは破られることはないでしょう。ちなみにこれは竿でつり上げたサーモンのバンクーバー近海でのレコードです。 |
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